3連休のあいだに動いた分が、木曜にまとめて出た
この一週間、オルカンは37,532円から38,325円へ、793円上がりました(+2.11%)。
ただし、この週は日本が3連休でした。9月21日(敬老の日)・22日・23日(秋分の日)。基準価額が出たのは、9月24日と25日の2日だけです。
1. 2日しかないのに、793円上がった
| 9月21日(月)〜23日(水) | 祝日。数字そのものが無い |
|---|---|
| 9月24日(木) | +656円(+1.75%) |
| 9月25日(金) | +137円(+0.36%) |
| 週の合計 | +793円(+2.11%) |
木曜の+656円が、週の8割を占めています。では木曜に、何か大きなことが起きたのでしょうか。
そうではありません。ここが今週いちばん大事なところです。
2. 木曜の+656円は、「木曜の動き」ではない
オルカンの中身は、ほとんどが外国の株です。外国の市場は、日本が休みでも開いています。
世界の市場は動き続けていました。
その動きは、日本の次の営業日=9月24日の数字に、まとめて出ます。
このサイトの分解を見ると、それがはっきり出ています。
| 世界の株 / 為替 / 実際 | |
| 9月24日 | +0.41% / +1.30% / +1.75% |
| 9月25日 | -0.09% / +0.33% / +0.36% |
木曜の+656円は、ほとんどが為替の分(+1.30%)でした。連休のあいだにドル円が円安に動いた分が、まとめて入っています。
このサイトが木曜の記事で比べているのは、「前の日」ではありません。連休をまたいで、9月17日から9月23日までの動きを取っています。期間がずれないように作ってあります。
日付の話は、こちらにまとめてあります。→ なぜ、日付が1日ずれるのか
3. この一週間に起きたこと ―― 10個
- 日本は9月21日〜23日が3連休。基準価額が出たのは24日と25日だけ
- ★Meta(フェイスブック)が週で +12.90%(665.75ドル → 751.66ドル)
- そのうち9月21日(月)1日で +11.43%。動いたのはほぼこの1日
- 報じられている背景:Metaの新しいAIアシスタント「Muse」がAppleのApp Storeで無料アプリ1位になり、最初の2週間で250万ダウンロードを超えた
- 9月23日から、Metaの年次カンファレンス「Meta Connect」が始まった
- 原油(WTI)が -7.87%(100.30ドル → 92.41ドル)
- 報じられている背景:アメリカとイランの戦闘終結に向けた協議が進むとの観測が広がり、供給の不安が和らいだ
- 日経平均は +2.07%(66,364円)。韓国KOSPIは +5.40%
- ドル円は 156.13円 → 158.81円と円安が進み、週明け前には157.18円まで戻した
- アメリカの10年金利が 5.00% → 5.18%。金は -2.34%
※株と原油は9月18日と25日の終値を比べています。ドル円はこのデータで値が付いた日(9月17日と9月24日)を比べています。
4. この3つを、もう少し詳しく
① Metaが+12.9%。ではオルカンには、どれくらい効いたのか
今週いちばん大きく動いた会社です。1週間で12.90%。1日で11.43%。ニュースとしては大きな話です。
では、オルカンを持っている人にとって、これはどれくらいの出来事だったのでしょうか。
オルカンの中身のうち、Metaは1.2%です(2026年8月31日時点)。だから、ざっくり計算するとこうなります。
| Metaの動き | +12.90% |
|---|---|
| オルカンに入っている割合 | 1.2% |
| オルカンへの効き方(およそ) | +0.15% |
※おおよその計算です。実際の組入比率は毎日少しずつ変わります。
週で+2.11%動いたうちの、0.15%ほど。「すごいニュース」と「自分の数字」の距離は、これくらいです。
2,409社に分けて持つというのは、こういうことです。→ オルカンの中身は、実際に何が入っているのか
② 原油:先週と今週で、報じられた理由が正反対だった
先週の週まとめには、こう書きました。
| 先週(9月15日ごろ) | 中東の供給への不安 → 105.83ドルまで上昇 |
|---|---|
| 今週(9月25日) | 米イランの協議が進むとの観測 → 92.41ドルまで下落 |
10日で13ドル動いて、報じられた理由はちょうど裏返しです。
このサイトは、値段(事実)と、報じられている見方を分けて置きます。つなげて「だからこうなった」とは書きません。
ちなみに先週、日銀が利上げの理由のひとつに「原油高」を挙げていました。その原油は、翌週には100ドルを割っています。この2つも、並べて置くだけにします。
③ 円安が進んで、週明け前に戻した
ドル円は週のあいだに156.13円から158.81円へ、円安が進みました。そして週明け前の時点では157.18円まで戻しています。
この158円台の円安が、木曜の+656円の大部分を作りました。戻した分は、来週の数字に入ってきます。
アメリカの10年金利が5.00%から5.18%に上がったことも、同じ週に起きています。並べて置きます。金利と為替の関係は、先週1本書きました。→ 金利が上がったのに、なぜ円が安くなったのか
5. 来週に出ること
- 9月28日(月)ぶんの数字から、週明け前の円高(157円台)が入ってきます
- 原油が92ドル台で止まるかどうか
- アメリカの10年金利が5%台で続くかどうか
どれも「こうなる」とは書きません。来週また、数字が出てから並べます。
・基準価額と分解:2026年9月24日の記録/9月25日の記録
・Metaの動きの背景:TipRanks(2026年9月21日)
・原油の背景:OANDA/共同通信(2026年9月26日)
・Metaの組入比率:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)月次レポート(2026年8月31日基準)
・株・原油・為替・指数の値:Yahoo Finance の日ごとの終値
この記事の数字の出どころ
ここに出した数字は、どれも公開されているものです。リンク先でそのまま確かめられます。
- 基準価額・純資産総額 ―― 投資信託協会 ファンド情報(設定日からの全履歴が見られます)
- 世界の株の動き ―― iShares MSCI ACWI ETF(ACWI)。オルカンが目標にしている指数に連動する商品です
- 為替 ―― ドル/円(USDJPY)
- ファンドの詳細 ―― eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)公式ページ