5日のうち4日下がって、-498円。大きなニュースの割に、動きは小さかった
この一週間、オルカンは38,325円から37,827円へ、498円下がりました(-1.30%)。
5日のうち4日がマイナスでした。ただ、どの日も1%より小さい動きでした。いちばん動いた火曜で -0.95% です。いっぽうで、ニュースには大きな数字が並んだ週でした。
1. 5日のうち、4日下がった
| 9月28日(月) | -95円(-0.25%) |
|---|---|
| 9月29日(火) | -365円(-0.95%) |
| 9月30日(水) | -74円(-0.20%) |
| 10月1日(木) | +64円(+0.17%) |
| 10月2日(金) | -28円(-0.07%) |
| 週の合計 | -498円(-1.30%) |
火曜の -365円 が、週の下げの7割ほどを占めています。残りの4日は、合わせて -133円です。
2. 中身は、株で -0.83%、為替で -0.53%(足しても、ぴったりは合わない)
このサイトが毎日出している分解を、5日ぶん並べます。
| 世界の株 / 為替 / 実際 | |
| 9月28日 | +0.61% / -0.81% / -0.25% |
| 9月29日 | -0.85% / -0.06% / -0.95% |
| 9月30日 | -0.14% / +0.03% / -0.20% |
| 10月1日 | -0.43% / +0.09% / +0.17% |
| 10月2日 | -0.02% / +0.22% / -0.07% |
| 5日ぶんを足すと | -0.83% / -0.53% / -1.30% |
※「5日ぶんを足すと」は、毎日の%をそのまま足した数字です。「実際」の -1.30% は、38,325円と37,827円を比べた数字です。株と為替を足すと -1.36% で、実際とは合いません。合わない分は、毎日の記事に「説明しきれなかった分」として出しています。
月曜は、株は上がったのに為替で下がりました。先週の週まとめの最後に「週明け前に円高へ戻した分は、来週の数字に入ってきます」と書きました。それが月曜の -0.81% です。
火曜は逆で、為替はほとんど動かず、株が下がりました。水曜からあとは、株も為替も小さな動きです。
株と為替がどう効くかは、こちらにまとめてあります。→ 円高・円安は、外国の株を持つ人に何をするのか
3. この一週間に起きたこと ―― 10個
- ★Tesla(テスラ)が木曜までに -4.84%(372.11ドル → 354.11ドル)。金曜に +4.65%(370.59ドル)。週では -0.41%
- 報じられている背景:9月28日、大手の証券会社がTeslaの7〜9月の納車台数の予想を下げた。10月2日に発表された実際の台数は486,532台で、予想の平均(461,974台)を上回った
- 日経平均が10月1日の1日で +2,203円(+3.30%)。週では 66,364円 → 68,309円(+2.93%)
- 報じられている背景:半導体に関係する会社の株が買われた。10月2日は647円下げた
- NVIDIAが +3.95%(225.07ドル → 233.95ドル)、TSMCが +4.92%(450.61ドル → 472.78ドル)
- Metaは -3.14%(751.66ドル → 728.08ドル)。先週は +12.90% でした
- 金(ゴールド)が -3.48%(4,321.2ドル → 4,170.8ドル)。そのほとんどが9月28日の1日
- 報じられている背景:原油高で物価が上がるという心配から、アメリカが10月に利上げをするという見方が強まった(見込みは約68%と報じられた)
- その原油(WTI)は、週では -1.23%(92.41ドル → 91.27ドル)。途中、9月29日に89.38ドルまで下がり、10月1日に92.87ドルまで上がった
- アメリカの10年金利は 5.18% → 5.28%。恐怖指数(VIX)は 14.87 → 15.31(10月1日に16.39)
※会社の株・金・原油・金利は、9月25日(金)と10月2日(金)の終値を比べています。日経平均も同じです。10月2日(金)のアメリカ市場の動きは、今週のオルカンの数字にはまだ入っていません。来週の月曜ぶんに出ます。
4. この3つを、もう少し詳しく
① Tesla:下がって、結果が出て、ほぼ元の場所に戻った
今週、行ったり来たりが目立った会社です。
| 9月25日(金) | 372.11ドル |
|---|---|
| 9月28日(月) | 357.45ドル(-3.94%) |
| 10月1日(木) | 354.11ドル(金曜から -4.84%) |
| 10月2日(金) | 370.59ドル(前の日から +4.65%) |
| 週で見ると | -0.41% |
月曜には「納車台数の予想が下げられた」という報道があり、その日の株価は下がりました。金曜には「実際の台数は予想を上回った」という発表があり、その日の株価は上がりました。1週間で見ると、ほぼ元の場所です。
金曜まで入れると -0.41%。同じ会社の同じ週でも、どこで区切るかで数字はこれだけ変わります。このサイトは、値段(事実)と、報じられている見方を分けて置きます。「だから下がった」「だから上がった」とは書きません。
では、オルカンにはどれくらい効いたのか。Teslaは、オルカンの上位10社に入っていません(2026年8月31日時点。10番目の会社が1.0%です)。だから、Teslaの割合は、それと同じか、それより小さいことになります。
ちなみに、上位10社に入っている会社で同じ計算をすると、こうなります(金曜から金曜の動きで計算)。
| 週の動き × 入っている割合 = 効き方(およそ) | |
| NVIDIA | +3.95% × 4.7% = +0.19% |
| TSMC | +4.92% × 1.8% = +0.09% |
| Meta | -3.14% × 1.2% = -0.04% |
※「効き方」は、その会社の動きが、オルカン全体をおよそ何%動かす分にあたるか、という意味です(為替は入れていません)。おおよその計算です。割合は2026年8月31日時点で、実際は毎日少しずつ変わります。また、この表は10月2日(金)の動きまで入れて計算していますが、その日の動きは今週のオルカンの数字にはまだ入っていません。
効き方は「動きの大きさ × 入っている割合」で決まります。この3社では、動きがいちばん大きかったのはTSMCですが、効き方がいちばん大きかったのは、多く入っているNVIDIAでした。→ オルカンの中身は、実際に何が入っているのか
② 日経平均が1日で+2,203円。オルカンの中の日本は5.0%
10月1日、日経平均は1日で2,203円上がりました。日本のニュースでは大きく扱われた数字です。
オルカンの中で、日本の株は5.0%です(2026年8月31日時点)。
| 日経平均の週の動き | +2.93% |
|---|---|
| オルカンの中の日本の割合 | 5.0% |
| もし日本の株ぜんぶが日経平均と同じだけ動いたとしたら | およそ +0.15% |
※「もし」の計算です。日経平均は225社の指数で、オルカンに入っている日本の株とぴったり同じではありません。実際に効いた分を測った数字ではありません。
日本の株が大きく上がった週に、オルカンは -1.30% でした。オルカンの62.8%はアメリカです。日本のニュースの大きさと、オルカンの数字の距離は、これくらいあります。
③ 木曜と金曜、「説明しきれなかった分」が逆向きに出た
2章の表を、もう一度見てください。木曜と金曜は、株と為替を足した答えと、実際の動きの向きが合っていません。
| 説明できる分 / 実際 / 説明しきれなかった分 | |
| 10月1日(木) | -0.34% / +0.17% / +0.51% |
| 10月2日(金) | +0.20% / -0.07% / -0.28% |
※毎日の記事に出ている数字のままです。丸める前の数字で計算しているので、表の引き算とは0.01ずれることがあります。
木曜は、計算ではマイナスなのに実際はプラス。金曜は、計算ではプラスなのに実際はマイナスでした。ずれの向きが、2日つづけて逆になっています。
今週、この行について1本書きました。設定からの1,927日ぶんを計算すると、0.51%以上ずれた428日のうち307日(7割ほど)は、次の営業日に逆の向きにずれていました。木曜と金曜は、その形と同じになった2日です。逆になったのは「計算と実際のずれ」の向きで、値段が戻るという意味ではありません。これは過去の記録で、次もそうなるという話でもありません。
※木曜と金曜の記事には、この2日について「円安に助けられた」という読み方が出ていました。株と為替を足した答えと実際の向きが合わない日には当てはまらない書き方だったので、2026年10月3日に直しました。
5. 来週に出ること
- 10月5日(月)ぶんの数字に、10月2日(金)のアメリカ市場の動きが入ってきます(世界の株のETFは 158.74ドル → 160.09ドル、+0.85%)
- アメリカの10年金利が5.28%から動くかどうか
- 原油が89ドル台と92ドル台のどちらに寄るか
どれも「こうなる」とは書きません。来週また、数字が出てから並べます。
・基準価額と分解:9月28日/9月29日/9月30日/10月1日/10月2日の記録
・Teslaの納車台数:CNBC(2026年10月2日)/Electrek(2026年10月2日)
・Teslaの予想引き下げ:TradingKey
・日経平均:株探(2026年10月1日)/財経新聞(2026年10月2日)
・金の背景:Investing.com
・会社と国の割合:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)月次レポート(2026年8月31日基準)
・株・金・原油・金利・指数の値:Yahoo Finance の日ごとの終値(2026年10月3日の朝に取得)
この記事の数字の出どころ
ここに出した数字は、どれも公開されているものです。リンク先でそのまま確かめられます。
- 基準価額・純資産総額 ―― 投資信託協会 ファンド情報(設定日からの全履歴が見られます)
- 世界の株の動き ―― iShares MSCI ACWI ETF(ACWI)。オルカンが目標にしている指数に連動する商品です
- 為替 ―― ドル/円(USDJPY)
- ファンドの詳細 ―― eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)公式ページ