金曜の1日で -874円。株と為替がそろってマイナスになった週
この一週間、オルカンは37,926円から37,162円へ、764円下がりました(-2.01%)。
月曜から木曜までは、上げ下げをくり返して、ほぼ横ばいでした。金曜の1日で -874円。週の下げは、ほとんどがこの1日です。
1. 金曜の1日で、週の下げのほとんど
| 10月19日(月) | -243円(-0.64%) |
|---|---|
| 10月20日(火) | +176円(+0.47%) |
| 10月21日(水) | -1円(0.00%) |
| 10月22日(木) | +178円(+0.47%) |
| 10月23日(金) | -874円(-2.30%) |
| 週の合計 | -764円(-2.01%) |
月曜から木曜までの4日間を合わせると、+110円でした。金曜の -874円 が、週の下げをまるごと作っています。
2. 中身は、株で -1.14%、為替で -0.98%
| 世界の株 / 為替 / 実際 | |
| 10月19日 | -0.94% / -0.20% / -0.64% |
| 10月20日 | +0.24% / +0.43% / +0.47% |
| 10月21日 | +0.41% / -0.15% / 0.00% |
| 10月22日 | +0.50% / -0.08% / +0.47% |
| 10月23日 | -1.35% / -0.98% / -2.30% |
| 5日ぶんを足すと | -1.14% / -0.98% / -2.01% |
※「5日ぶんを足すと」は、毎日の%をそのまま足した数字です。ただし「実際」の欄だけは、37,926円と37,162円を比べた -2.01% を入れています(毎日の%を足すと -2.00% です)。
※株と為替を足した答えと、実際の動きは、毎日ぴったりは合いません(たとえば10月19日は、足すと -1.14%、実際は -0.64%)。そのちがいは毎日の記事に「説明しきれなかった分」として出しています(「説明しきれなかった分」とは何か)。
今週は、株と為替がほぼ半分ずつ効きました。そして為替の -0.98% は、ほとんどが金曜の1日に入っています。株と為替がどう効くかは、こちらにまとめてあります。→ 円高・円安は、外国の株を持つ人に何をするのか
3. この一週間に起きたこと
- ★Meta(フェイスブック)が10月22日の1日で -6.98%。決算の発表のあと。報じられている背景:売上は予想を上回ったが、手元に残るお金の出入り(フリーキャッシュフロー)が上場以来はじめてマイナスになり、AIなどへの支出の約束をさらに増やした
- 同じ日に、AIに関係する会社が並んで下がった:NVIDIA -4.40%、TSMC -4.52%、Amazon -4.57%、Broadcom -4.31%。アメリカのナスダックは -2.6% で、6月以来の大きな下げと報じられた。NVIDIAのCEOのお金の集め方についての発言を挙げる記事もある
- 同じ日、円高が進んだ:ドル円は、東京の午前の158円台から、ロンドンの時間に156円台まで動いたと報じられた。報じられている見方は、株安を受けた「リスク回避の円買い」
- アメリカの10年金利は、10月22日に4.95%で、5%を下回った(10月21日は5.15%、10月5日は5.31%。アメリカの10年金利とオルカン)
- 原油(WTI)は、10月23日に103ドル台。報じられている背景:アメリカとイランの対立がふたたび強まるという心配
- そのほか、1週間で見ると、香港の株 -5.67%、日経平均 -2.36%、新興国の株のETF -3.50%。いっぽう、生活必需品・公益・金融などの業種のETFは上がっていた
※「1日で」と書いたものは、10月22日の1日の動きです。「1週間で見ると」の数字は、10月15日と10月22日の終値をくらべています(オルカンの今週の数字に入る期間)。10月23日(金)のアメリカの動きは、今週のオルカンの数字にはまだ入っていません(5章)。
4. この3つを、もう少し詳しく
① 金曜の -874円 は、株と為替がそろってマイナスだった
金曜(23日)のオルカンに入っていたのは、10月22日の夜のアメリカの株と、22日の為替の動きです(なぜ日付が1日ずれるのか)。
| 世界の株 | -1.35% |
|---|---|
| 為替(円高) | -0.98% |
| 実際の動き | -2.30%(-874円) |
株が下がった日に、円高も重なると、日本円で見たオルカンの値段は、両方から押し下げられます。金曜は、その形になった日でした。
-874円は、円の金額で見ると、設定日から基準価額が出た1,943日のうち6番目に大きな下げで、2026年(10月23日まで)ではいちばん大きな下げでした。ところが%(-2.30%)で並べると、58番目です。基準価額そのものが高くなっているので、同じ%でも、円の金額は大きく出ます。→ 下げは「円」で見るか「%」で見るか
② Metaの決算の日、AIに関係する会社がそろって下がった
10月22日に大きく下がった会社が、オルカン全体をどれくらい動かす分にあたるか。オルカンの中の割合(2026年9月30日時点)をかけると、こうなります。
| その日の動き × 入っている割合 = 効き方(およそ) | |
| NVIDIA | -4.40% × 5.0% = -0.22% |
| Amazon | -4.57% × 2.3% = -0.11% |
| Meta | -6.98% × 1.5% = -0.10% |
| TSMC | -4.52% × 1.8% = -0.08% |
| Broadcom | -4.31% × 1.5% = -0.06% |
| 5社で | およそ -0.58% |
※為替は入れていない、おおよその計算です。「5社で」は、四捨五入する前の値で足しています。割合は月に1回の公表で、実際は毎日少しずつ変わります。
ニュースの中心はMetaでしたが、この5社の中で効き方がいちばん大きかったのは、たくさん入っているNVIDIAでした。5社を合わせると、その日の世界の株の下げ(-1.35%)の4割ほどにあたる計算です。上位の会社にAIに関係する会社が多いことは、業種で見るオルカンに書きました。
Metaの決算や、お金の集め方についての発言は、その日に報じられた見方です。「だから下がった」とはつなげません。確かなのは、その日に何が何%動いたか、までです。
③ 原油が100ドルをこえた(来週の数字に入る)
原油(WTI)は、10月16日の99ドル台から上がり下がりして、10月23日には103ドル台になりました。金曜の夜のアメリカでは、原油が +3.82% 上がり、アメリカの株は下がっています。この夜の動きは、来週の月曜(10月26日)ぶんのオルカンの数字に入ります。
2026年は、原油が大きく上がった日に、オルカンが下がった日が多い年でした(2026年10月5日までの記録。原油とオルカン)。ただしそれは過去の記録で、来週もそうなるという話ではありません。
5. 来週に出ること
- 10月26日(月)ぶんの数字に、10月23日(金)のアメリカ市場の動きが入ってきます(世界の株のETFは 157.41ドル から、23日の終値まで)
- 10月の月次レポート(10月31日時点)が出たら、オルカンの中身の割合を見直します
- 原油が、103ドル台からどう動くか
どれも「こうなる」とは書きません。来週また、数字が出てから並べます。
・基準価額と分解:10月19日/10月20日/10月21日/10月22日/10月23日の記録
・Metaの決算とアメリカの株:TradingKey(2026年10月22日)/The Money Overview(2026年10月22日)
・円高:みんかぶFX(2026年10月22日)
・原油と10月23日のアメリカの株:AP(Washington Times、2026年10月23日)
・会社の割合:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)月次レポート(2026年9月30日基準)
・株・指数・原油の値:Yahoo Finance の日ごとの終値(2026年10月25日に取得)。-874円の順位は、投資信託協会の基準価額から、このサイトが数えた値です
この記事の数字の出どころ
ここに出した数字は、どれも公開されているものです。リンク先でそのまま確かめられます。
- 基準価額・純資産総額 ―― 投資信託協会 ファンド情報(設定日からの全履歴が見られます)
- 世界の株の動き ―― iShares MSCI ACWI ETF(ACWI)。オルカンが目標にしている指数に連動する商品です
- 為替 ―― ドル/円(USDJPY)
- ファンドの詳細 ―― eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)公式ページ