上の帯=オルカンが投資している国/下の帯=そこを通じて持っている会社の例

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基本のき 20

何年持ったら、どうだったか ―― 買った日を1日ずつずらして数えた、オルカンの約8年

投資の話では、よく「長く持つほど、損をしにくい」と言われます。オルカンでは、実際どうだったのか。設定日から2026年10月7日までに公表されている日のうち、○年後の値まで見られる全部の日について、「その日に買って、ちょうど1年後・2年後・3年後・5年後に見たら、どうなっていたか」を数えました。

1. 数え方

たとえば「1年」なら、2018年10月31日に買った人の1年後、11月1日に買った人の1年後……と、買った日を1日ずつずらしながら、全部の日について1年後の基準価額とくらべました。1年後の日が休みのときは、その前の営業日でくらべています。

買う日を選ばずに、どの日に買った人も1回ずつ数えるやり方です。運よく安い日に買った人だけ、運悪く高い日に買った人だけを見ないためです。

基準価額は、信託報酬を引いたあとの値です。オルカンは買うときの手数料がかかりません。税金は入れていません。

2. 1年後は、20回に1回ほどマイナスだった

くらべた回数1,691回(買った日 2018年10月31日〜2025年10月7日)
1年後にマイナスだった94回(5.6%)
真ん中の値(中央値)+19.7%
いちばん悪かった-21.6%(2019年3月20日に買って、2020年3月19日に見た)
いちばん良かった+72.5%(2020年3月24日に買って、2021年3月24日に見た)

1年後にマイナスだったのは、20回に1回ほどでした。いちばん悪かったのは、2020年の春に世界の株が大きく下がった時期(過去、どれくらい下がったことがあるのか)に、1年後がちょうど重なった人です。

反対に、その一番下がった時期に買った人は、1年後に+72.5%になっていました。同じ「1年」でも、いつ買ったかで、結果は-21.6%から+72.5%まで開いていました。

異なる日に購入した2人が、財布と1年後の成績表を見比べる。左は2019年3月20日に購入し2020年3月19日に確認した-21.6%、右は2020年3月24日に購入し2021年3月24日に確認した+72.5%。下部に1,691回のうち94回がマイナス、中央値+19.7%。2026年10月7日までの過去の記録で、将来の結果を約束する数字ではない。硬貨は金額を表さない記号。

3. 2年後からは、マイナスが1回もなかった

持った年数くらべた回数 / マイナス / いちばん悪かった / 真ん中の値
1年1,691回 / 94回 / -21.6% / +19.7%
2年1,447回 / 0回 / +8.6% / +44.9%
3年1,203回 / 0回 / +31.4% / +67.8%
5年712回 / 0回 / +91.5% / +144.9%

※表の%は、買った日から見た日までの全体の増減です。1年あたりの率ではありません(「5年 +144.9%」は、5年間まとめて+144.9%という意味です)。

この記録の中では、2年後・3年後・5年後のどれも、どの日に買っても、マイナスで終わった回は1回もありませんでした。持つ年数が長くなるほど、いちばん悪かった回も上に上がっています。

黄色い服の説明役と読者が過去の記録を確認する。等しい大きさのカードに、2年は1,447回・マイナス0回・最悪+8.6%、3年は1,203回・マイナス0回・最悪+31.4%、5年は712回・マイナス0回・最悪+91.5%。2026年10月7日までに確認できた分。この記録で0回でも、これから損をしないとは限らないと示す。

4. ★この数字を、どう受け取ってはいけないか

「2年持てば、損をしない」という意味ではありません。

理由は3つあります。

このサイトが言えるのは、「この約8年の記録では、こうだった」というところまでです。これから先も同じになるかどうかは、この数字からは分かりません。

左の説明役は2026年10月7日までの過去の記録帳を開き、赤いプラスと青いマイナスの記録を見せる。右の読者は疑問符の付いた閉じた箱を前に考える。これから先はこの数字からは分からず、長く持てば損をしないとは言えないことを表す。

5. じゃあ、どう見ればいいのか

こうすべき、とは書きません。分かったことだけを並べます。

どのくらいの期間お金を置いておけるかは、人によってちがいます。この記録は、その目安をつくるための材料のひとつです。

6. まとめ

オルカンの約8年の記録では、持つ期間が長いほど、いちばん悪かった回が上がり、マイナスで終わる回は少なくなっていました。1年ではマイナスが20回に1回ほどあり、2年以上では1回もありませんでした。でもそれは、この約8年という、上がった時代の記録です。「長く持てば損をしない」という約束ではありません。

数字の出どころ:基準価額は投資信託協会の公表データ(2018年10月31日〜2026年10月7日、1,933営業日)です。回数・割合・中央値・最大・最小は、このサイトが計算した値です(買った日のちょうど○年後の日、休みならその前の営業日の基準価額とくらべています。分配金は8回の決算すべて0円なので、計算に入れる分はありません)。

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