上の帯=オルカンが投資している国/下の帯=そこを通じて持っている会社の例

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基本のき ① はじめに 5

買うまでに何があるか ―― 口座、申し込み、値段が決まる日、お金が届く日

オルカンのような投資信託は、どこで、どうやって買うのでしょうか。このサイトは「買いましょう」とは書きません。そのかわり、買う・売るときに、どんな手順と決まりがあるのかを、運用会社の資料などで確かめて並べます。特定の会社をすすめることもしません。

1. 買う場所は「販売会社」、まず口座がいる

投資信託は、販売会社(証券会社や銀行など)を通して買います。運用会社から直接買うのではありません。オルカンを扱っている販売会社は、運用会社のホームページに一覧があります。

買うには、まず販売会社に自分の口座を作ります。口座には、税金の扱い方で、いくつかの種類があります。

特定口座(源泉徴収あり)もうけにかかる税金を、販売会社が計算して、引いて納めてくれる。原則、自分で確定申告をしなくてよい
特定口座(源泉徴収なし)販売会社が1年の損益をまとめた書類(年間取引報告書)を作る。申告がいるときは、それを使って自分で確定申告する
一般口座1年の損益を自分で計算して、申告がいるときは確定申告する
NISA口座決められた枠の中なら、もうけに税金がかからない(NISAは何をしてくれて、何をしてくれないのか)

※ふつうの口座で、もうけにかかる税金は20.315%です。確定申告がいるかどうかは、損益やほかの所得などによって変わります。

2. 買うときの決まり

オルカンの月次レポートの「お申込みメモ」には、こう書かれています。

買う単位販売会社が決める(金額で買える会社も、口数で買う会社もある)
値段申し込んだ日の次の営業日の基準価額
その日の申し込みになる時間原則、午後3時30分まで(販売会社によってちがう場合あり)
買えない日ニューヨーク・ロンドン・香港の取引所や銀行の休業日(休みの日、オルカンはどうなるのか)

つまり、申し込んだ時点では、いくらで買えるかはまだ決まっていません。決まるのは、次の営業日の基準価額が出たときです(ブラインド方式)。

左ではパソコンで申し込む人の横に、疑問符の値札があり、「いくらで買えるかは、まだ分からない」と話す。右では同じ人が次の営業日に「基準価額」「確定」と書かれた書類を持つ。値段が決まる前に申し込む仕組みを示し、具体的な値段は描いていない。

3. 申し込んだときの値段と、実際に買う値段は、どれくらいちがったか

申し込んだときに見えている基準価額と、実際に買う基準価額のあいだには、ふつうは1営業日ぶん(休みをはさむとそれ以上)の動きが入ります。そこで、ある営業日の基準価額と、その次の営業日の基準価額をくらべた「動きの大きさ」(上げ下げの向きは気にしない)を、設定日からの記録で数えました。

ふつうの日(アメリカの1晩ぶんが入る日)の、1日の動きの大きさの平均0.79%
1日で1%以上動いた日1,766日のうち464日(26%)
休み明けの日(平日の休みのあと)平均1.25%、1%以上は51%

たとえば1万円ぶん申し込んだとき、実際の値段が見えていた値段より0.79%高ければ、買える口数はおよそ0.79%少なくなり、0.79%安ければ、およそ0.79%多くなります。上に動くことも、下に動くこともあります。設定日からの1,933日では、上がった日が1,112日、下がった日が815日、同じだった日が6日でした(リスクとリターン)。

※過去の記録です。次の日にどちらに動くかは、だれにも分かりません。

説明役が過去の記録の本を両手で持つ。本には、上がった日を表す赤いプラスの値札と、下がった日を表す青いマイナスの値札がある。右に「ふつうの日」「動きの大きさの平均」「0.79%」。上げ下げの向きを除いて考える数字で、毎日0.79%動くという意味ではないと説明している。

4. 持っているあいだ

5. 売るとき(換金)の決まり

値段申し込んだ日の次の営業日の基準価額
お金が届くのは申し込んだ日から数えて6営業日目から
売るときに引かれるお金(信託財産留保額)オルカンはなし

営業日で数えるので、土日や祝日をはさむと、カレンダーでは1週間以上かかることもあります。「明日使うお金」を、すぐに手元に戻すことはできません。もうけが出ていれば、口座の種類(1章)によって、税金の扱いがかわります。

左では売る申し込みをパソコンで行う人が、空の財布を持ち「すぐには使えない」と話す。右には休日にバツを付けた記号的なカレンダー、時計、お金を表す封筒があり、「申込日から数えて6営業日目から」「土日・祝日は、営業日に数えない」と示す。カレンダーは特定の日付や実際の日程を示していない。

6. じゃあ、どう見ればいいのか

こうすべき、とは書きません。分かったことだけを並べます。

7. まとめ

オルカンを買うことは、「値段が決まる前に申し込む」ことです。窓口は販売会社で、値段は次の営業日に決まり、売ったお金は6営業日目から届きます(ほかの投資信託では、決まりがちがうことがあります)。そしてそのあいだも、中の株は動いています。手順を知っておくと、毎日の数字の見え方も変わります。

数字の出どころ:買う・売るときの決まり(単位・値段・締切・換金代金・申込不可日・費用)は、三菱UFJアセットマネジメントの月次レポート(作成基準日 2026年9月30日)の「お申込みメモ」「ファンドの費用」。販売会社の一覧は運用会社のファンドのページに載っています。口座の種類の説明はりそな銀行「特定口座と一般口座の違いは何ですか?」によります。1日の動きの大きさは、投資信託協会の基準価額(2018年10月31日〜2026年10月9日)から、このサイトが計算した値です。

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