上の帯=オルカンが投資している国/下の帯=そこを通じて持っている会社の例

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基本のき ① はじめに 3

投資信託とは何か ―― 1万円でオルカンを買うと、何を持つことになるのか

オルカンは「投資信託」です。株式を1社ずつ買うのとは、しくみがちがいます。投資信託とは何か。だれが、何をしているのか。1万円でオルカンを買うと、何を持つことになるのか。運用会社の公表資料で確かめました。

1. みんなのお金をまとめて、たくさんの株に分けて持つ入れ物

投資信託は、たくさんの人から集めたお金をひとつにまとめて、専門の会社が、株などに分けて投資するしくみです。1人では買いきれない数の会社の株を、少しずつ持つことができます。

オルカンの場合、まとめたお金で、世界の株を2,359銘柄持っています(2026年9月30日時点。オルカンの中身)。オルカンを買った人は、その全体の「持ち分」を持つことになります。

2. 3つの会社が、役割を分けている

販売会社(証券会社・銀行など)申し込みの窓口。買う・売るの注文を受ける
運用会社(オルカンでは三菱UFJアセットマネジメント)集めたお金で、何をどれだけ買うかを決めて、指図する
信託銀行集まったお金と、買った株を預かって管理する
販売会社の窓口で客が注文書を渡し、運用会社の担当者が建物の描かれた株のカードを見て何を買うか考える。信託銀行の担当者は書類を持ち、投資信託の財産と銀行自身の財産を別々の箱で管理する。
注文を受ける窓口、運用を決める会社、財産を預かる銀行で、仕事を分担しています。

ここで大事なのは、集まったお金と株を預かっているのは、窓口の会社ではないことです。銀行の説明では、投資信託の財産は、運用会社と契約した信託銀行が、自分の財産やほかの財産とははっきり分けて管理しています。そのため、販売会社や信託銀行などの会社がつぶれても、預かっている投資信託の財産に影響することはない、とされています。

ただし、守られるのは「預けた財産が、関係する会社の財産とまざって失われないこと」で、「値段が下がらないこと」ではありません。中の株の値段が下がれば、投資信託の値段も下がります。そして投資信託は、預金保険の対象外です。
左では担当者が銀行自身の財産と投資信託の財産を別の箱に分けて管理する。右では投資家が考え、同じ証書に対し、値下がり前は丸い記号が5個、値下がり後は青い記号が2個ある。「分けて管理しても、元本の保証はない」と説明する。丸の数は値打ちの違いを表す記号で、実際の金額や下落率ではない。
財産を分けて管理することと、値下がりを防ぐことは別です。丸は値打ちの違いを示す記号で、実際の金額・下落率や将来の予測ではありません。

3. 1万円でオルカンを買うと、何を持つことになるのか

2026年9月30日の中身の割合で、1万円を分けてみます。

NVIDIA(5.0%)約500円ぶん
Apple(4.6%)約460円ぶん
Microsoft(3.4%)約340円ぶん
Alphabet(グーグル、A株とC株で3.4%)約340円ぶん
上位10銘柄の合計(24.6%)約2,460円ぶん
残りの2,349銘柄(75.4%)約7,540円ぶん(1銘柄あたり、平均で約3円)

※割合は月次レポートの公表値をそのまま使った、おおよその計算です。実際の割合は毎日少しずつ変わります。

注文の控えを持つ生徒と本を開く生徒が、会社の建物を描いた株のカードを二つの箱に分けた例を見る。2026年9月30日時点の1万円の中身は、上位10銘柄が24.6%で約2,460円、残りの2,349銘柄が75.4%で約7,540円。箱の大きさやカードの枚数は割合や銘柄数を表さない。
2026年9月30日時点の中身の割合を、1万円に当てはめた概算です。特定の会社を勧める図ではありません。箱の大きさとカードの枚数は、割合・銘柄数を表していません。

1万円でも、世界の2,359銘柄を、少しずつ持つことになります。日本の証券取引所での株の売り買いの単位は、2018年10月から100株にそろえられていて、1つの会社の株を買うのに数万円以上かかることがよくあります。投資信託は、それを細かく分けて持てるようにした入れ物です(分散とは何か)。

4. 買うのは「口数」、値段は「基準価額」

投資信託は、「口(くち)」という単位で数えます。オルカンの値段=基準価額は、1万口あたりの値段です。

2026年9月30日の基準価額37,791円(1万口あたり)
この値段で1万円ぶん買えたとしたら約2,646口

※実際に買う値段は、締切までにその日の申し込みとして受け付けられた場合、申し込んだ日の次の営業日の基準価額で決まります(休みの日、オルカンはどうなるのかの5章)。

持っている口数は、買い足すか売るまで変わりません(オルカンは、これまで8回の決算で分配金がすべて0円なので、分配金で口数が増えたことはありません)。基準価額が上がれば、同じ口数の値打ちが上がり、下がれば下がります。

5. かかるお金

投資信託には、ふつう3つの費用があります。オルカンでは、こうなっています(月次レポート「ファンドの費用」)。

買うときの手数料(購入時手数料)ありません
売るときに引かれるお金(信託財産留保額)ありません
持っているあいだの費用(信託報酬)年0.05775%以内(上限の率で、1年間ずっと1万円だったとした場合、約5.8円)

信託報酬は、請求書が来るのではなく、毎日の基準価額から少しずつ引かれています(信託報酬)。ほかにも、株を売り買いするときの手数料などが、ファンドの中でかかります。

※販売会社によって、手数料の扱いがちがう場合があります。

6. じゃあ、どう見ればいいのか

こうすべき、とは書きません。分かったことだけを並べます。

7. まとめ

投資信託は、「たくさんの株を、少しずつ持つ」ための入れ物です。入れ物そのものは、会社がつぶれても中身が消えないように、分けて管理されています。でも、中に入っている株の値段は、毎日動きます。オルカンという入れ物に、何が、どれだけ入っているか。それを毎日の数字で見ているのが、このサイトです。

数字の出どころ:中身の割合・銘柄数・基準価額・費用は三菱UFJアセットマネジメントの月次レポート(作成基準日 2026年9月30日)。投資信託の財産の分けた管理と、預金保険の対象外であることは三菱UFJ銀行「預金保険制度について」によります。日本の株の売買単位は日本取引所グループ「売買単位の統一」。1万円の分け方と口数は、このサイトが計算した値です。

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